いちごが腐るとどうなる？見分け方と保存方法

いちごは甘酸っぱくて美味しいし、栄養価も高く、よく食べているという人も多いはず。春になると、いちごは旬を迎え、スーパーで見かけるようになるだけでなく、家庭菜園やいちご狩りなどでも美味しいいちごを収穫できるようになります。

そんないちごですが、実はとても腐りやすく、いざ食べようとしたらすでに腐っていた！なんてこともあるものなのです。「どうしてこんなにすぐ腐ってしまったの？」と不思議に思うかもしれません。

そして腐ってしまったいちごは、残念ながら味も見かけも悪く、捨てるしかありません。時には、購入したパックごと捨てる、なんていうことも…….

今回は、そんな繊細ないちごの腐った時の見分け方と正しい保存方法についてまとめてみました。

いちごが腐っている時の特徴は？

いちごは多少見かけが悪くても食べられる場合もあるし、粒ぞろいで赤いいちごでも腐ったような味がした！なんてこともあり、いちごが腐っているかの見分け方は難しいところがあります。

・いちごの皮が通常は赤なのにピンクになっている
・ぶよぶよしている
・白いカビが見える
・黒い傷のようなものがある

こういった状態のいちごは明らかに腐っているので食べられません。

けれど、腐っている場所が一部だけであれば、その部分を切り落とし、食べることができます。全体が腐ってしまっているのであれば、腐ったいちごの周りのいちごも同じように腐っている可能性もあるので注意が必要です。

いちごの栽培中も注意が必要！

実は、いちごは収穫されたものだけが腐ってしまうのではありません。いちごは、収穫する前の、まだ茎についた状態であっても腐ってしまうことがあるのです。家でいちごを栽培した際や、いちご狩りに行った際には、腐ったいちごを上手く見抜いておく必要があります。

茎についているいちごが腐っている場合、その多くが下に敷いてあるシート、鉢、地面の土にいちごがついてしまっている場合です。何かと接してしまうと、いちごはすぐにぶよぶよになってしまうのです。

またいちごに小さな虫がたかっている場合も、虫を取ることができてもすでに腐っている場合がほとんどです。ひとつのいちごに虫がついていると、だいたいその周りのいちごにもついていますから、虫のついてないいちごを見つけるのはとても大変になります。

いちごを栽培している時やいちご狩りでは、案外腐っているいちごに気が付かず、取ってしまうことがあるものです。しっかりいちご一つずつを観察し、腐っているようであれば食べないようにするといいでしょう。

いちごはこんなふうに保存しよう

とても腐りやすいいちごですが、保存方法に気を付けるだけで、いちごを腐らせずに楽しむことができるものです。

まず気をつけたいのが常温保存です。お店などでは常温で保存されていますが、半日ほどでいちごを食べる場合にはそのまま常温で置いておいても大丈夫です。ただ直射日光が当たる場所や電子レンジの上など温度が上がる場所は避ける必要があります。いちごをすぐに食べられない場合には、冷蔵庫に入れて数日間保存が可能です。

常温や冷蔵で置いておく場合、できればいちごの下にキッチンペーパーを敷き、いちごが重ならないように並べます。水洗いは食べる直前に行うことで、いちごが腐ってしまうのを防ぐことができます。

数日間以内に消費できなそうないちごは、水洗いした後冷凍してしまいましょう。冷凍することで1～2カ月間の保存が可能となります。いちごを食べる前に解凍しても、新鮮ないちごとはやはり質は落ちてしまいますが、スムージーやヨーグルトに入れれば美味しく食べることができます。

いちごはこんな風にも食べることができる

いちごはそのままデザートに食べたり、ショートケーキなどのスイーツの上に乗せられていたりするイメージがあるかと思います。デザートとして使われるいちごですが、実は意外な楽しみ方もできるものなのです。

例えば、レタス、キュウリ、トマトなどと一緒にサラダに使うことができます。他の野菜との相性も良いし、ドレッシングにも合う味で、春らしいサラダを作ることができます。またウインナーやマッシュルームなどを入れたパスタの上にいちごを乗せるのもおすすめです。オリーブオイルとの相性も良く、違和感なく美味しいパスタになります。

また、いちごをいちごジャムやいちごのソースにし、焼いたお餅にかけたり、ステーキなどのソースとしてかけたりすることもできます。甘みと酸味がほどよく、おすすめです。いちごをおかずやソースの材料として使えば、いちごを腐らせることなく楽しむことができるはずです。

まとめてみると、

• いちごは見かけで腐っているかを確認できる
• 収穫前のいちごも腐ってしまうことがある
• いちごを腐らせないためには保存方法に気を付ける
• いちごはデザートとしてだけでなく、おかずの材料の一つとしても使うことができる

こういったかんじです。

いちごが腐っているかどうかは、食べる前にしっかり確認しましょう。せっかく新鮮ないちごがあるのであれば、腐らせないようにし、美味しいいちごを楽しみたいですね。