電車の中には、座席の頭上部分に棚があることも多いですよね。電車が混雑している時や、手で荷物を持ちたくない時に、誰もが使えて便利だと感じている人も多いはず。むしろ普通の通勤電車には、その棚以外に荷物置き場はないので、荷物を置きたいと思ったら棚を使うしかないですよね。
けれどそんな便利で誰もが使える棚ですが、「トラブルの原因となる可能性もあるから使いたくない!」、「自分が座っている時に上に荷物を置いてほしくない!」そういった声もあるものなのです。
実は、私も電車の棚は使わない派の一人です。便利な棚に荷物をおいたせいで、忘れ物をしてしまったこともあるし、座席に座っている時に他の人の荷物が落下してきた経験もあります。自分の荷物を手に持っているだけで、このようなトラブルが防げるなら、「いっそのこと置かないほうがいい!」そう思ってしまうのです。
今回は電車の棚に荷物を置く時のマナーとトラブル対処法をまとめてみました。
棚の荷物が落下する
電車は揺れも多く、緊急停止することだってありますよね。そんな状態で電車の棚に荷物を置けば、荷物が落下してきてしまうことだってあるでしょう。棚の下に誰もいなければいいですが、誰かいたら…と考える少し怖くなりますよね。
電車の棚に荷物を置くと、棚から荷物が落下してしまう!というトラブルは結構多く、普段から電車に乗っている人であれば経験したことだってあるでしょう。
・載せる荷物が重すぎ、大きすぎる
・荷物の形が不安定
・ちゃんと棚に置けていない
このような状態だと棚から荷物が落ちやすくなってしまいます。
とくにカメラの三脚のような、形が不安定なもの、旅行用の鞄やスーツケースなど重くて大きいものを置くと落下しやすく、他の乗客の方がケガをしてし合う可能性もあります。
棚の荷物が盗難に遭う
ほとんどの人が電車の棚に荷物を置く時に、財布や携帯などの貴重品をそのまま置いてしまうことはないでしょう。けれど、貴重品が取りやすい状態で棚に置いてしまうと、盗難に遭ってしまう可能性があります。
貴重品だけでなく、もちろん鞄、購入した商品、上着なども気を付ける必要があります。とくにブランドで買い物をした場合、紙袋を見ただけで高価かどうかは分かってしまうので気を付けましょう。
棚に荷物を置いているのに、離れた場所に座ってしまう、座って居眠りしてしまう…こういった行為は絶対にやめましょう。棚に置いて置いた荷物も、電車の座席に座る時には、膝の上に置くなど盗難対策は徹底するようにしたいですね。
もしも本当に電車の棚に置いた荷物が盗難にあってしまったら、降車駅の駅員の方に盗難届を出しましょう。
置いた荷物を忘れてしまう
電車の棚は少し目線よりも上にあるため、荷物を置いて電車に乗っていると、ついつい荷物の存在を忘れてしまうこともあるものです。そして荷物を置いたことをすっかり忘れて電車を降りてしまうのです。
実は、棚に置いた荷物を忘れてしまうことは本当に多く、大切な鞄や仕事で使う資料、上着などでも置きっぱなしにしてしまい、電車に降りてから忘れ物に気づくころも多い物なのです。
ちなみに私も、荷物が多かった時に、買ったばかりの品物を電車の棚に置き、すっかり忘れて電車を降りてしまったことがあります。やはり目線に荷物がないことで忘れやすくなってしまうのだと思います。
棚に荷物を忘れたことに気が付いたら、できるだけ早く駅員の方に連絡しましょう。電車が先の駅に行ってしまっていても、できる限り早く荷物が棚に置いてあるかどうかの確認をしてもらえるはずです。
トラブル回避のためにできること
電車の棚に荷物を置くことは、手元が空くし本当に便利ですよね。けれど、荷物が落下してしまったり、荷物を忘れたり、様々なトラブルの原因となってしまうことがあるのです。そんなトラブルを避けるためには、事前に対策を取っておくとよいでしょう。
・荷物から目を離さない
・降車時間頃にアラームをかけ、アラームが鳴ったら荷物を取る
・個人情報や機密情報が入っているものは置かない
・同乗者に荷物を置いたことを伝える
・棚を使うことを習慣にする
こういった対策をしてみましょう。
自分の荷物なので自分でしか守れない!こういった強い意識を持つことが大切です。けれど誰でもついつい他のことに夢中になってしまったり、眠ってしまったりすることもあるものです。アラームを設定したり、同業者に声をかけてもらったりし、何としてもトラブルに遭わないようにしてみましょう。
まとめてみると、
1、 棚の荷物が落下する
2、 荷物が盗まれてしまう
3、 荷物を忘れてしまう
4、 事前にトラブルに遭わない対策が必要
こんな感じです。
電車の棚は唯一荷物を置ける場所となるため、荷物が多い時や手で持つのは疲れた時に使うと良いでしょう。けれど棚に荷物を置くことでトラブルに遭ってしまうこともあるので、利用する際には十分気を付けるようにしましょうね。
きっと電車の棚を使うことに慣れてしまえば、トラブルもなく快適に利用できるようになるはずです。
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