犬を飼っているとダニ対策やダニ治療は徹底して行いたいですよね。けれどダニとの戦いは非常に大変で、終わりのないように感じることも多いはず。
特にダニの薬の使用開始が遅れれば、皮膚がただれる、毛が抜ける、病院通いが続く…などなど大変な事態になってしまうこともあるものです。
「もっと早く薬を使っておけばこんなことにはならなかった…」そんなふうに飼い主さんが後悔しないように、今回はダニの予防薬や治療薬はいつから使ってあげればいいのかをまとめてみました。
ダニの繁殖期は本当に夏場だけ?
ダニが繁殖しやすいのは6月~9月と言われ、湿気や温度が高くなる時期に大量発生します。犬にダニがつきやすくなってしまうのも同じ時期で、夏場は徹底して犬のダニ対策に励んでいる人も多いはずです。
けれど、犬につきやすいダニは種類が様々なその繁殖期も種類によって変わってきます。
・ノミダニは13度以上の気候で繁殖する(3月~12月)
・マダニは通年繁殖している
このような感じです。
済んでいる地域や毎年の気候変動などで、様々な種類が夏以外にも繁殖しており、とくにマダニは生命力が強いため、1年中活動し続けています。
つまりダニ予防はダニ治療は1年中やることになる可能性もあるのです。
予防薬はダニの繁殖期は必須
普段から家のダニ対策をしっかりしていたり、こまめに犬のシャンプーをしていたりすると比較的ダニ被害に遭いにくい犬もいるでしょう。けれど、屋外で遊んだ後や、繁殖しやすい耳ダニなどが見つかってしまったら、どんなに清潔な環境で生活していたとしてもダニはどんどん繁殖してきてしまいます。
犬にはまずダニの予防薬を使ってあげましょう!1年を通して変わらず丁寧な予防を行うことが理想的ですがまずは繁殖期に力を入れて予防をしてあげます。
・ダニ予防薬は毎月または2カ月に1回、4~10月にしてあげる
・冬の期間は防ダニスプレーなどで簡単に予防する
・普段のシャンプーをダニ駆除効果のあるものにする
このようにしても良いでしょう。
もちろん理想は、動物病院で処方してもらったダニ予防薬を1年間使い続けることですが、肌が弱かったり、胃腸が弱かったりする場合は冬場だけ薬の量を減らしてあげる方が良いかもしれません。
ダニを見つけたら治療薬や駆除薬
普段からダニ予防薬を使っていてもダニを見つけてしまうことはあるでしょう。とくに散歩の後はダニが見つかりやすい…ということもあります。ダニが見つかったら自分で取って終わりにするのではなく、治療薬や駆除薬の使用を検討し始めましょう。
動物病院に連れていきダニの種類を診てもらい、適切な薬をもらうとよいでしょう。様々なダニに対応したオールインワンタイプの治療薬もあるので、処方してもらいしっかり使い始めましょう。
「耳掃除をしていたら、動いているダニが取れた!」なんてこともありますが、耳ダニであれば一度繁殖してしまったら、しっかり治すのに1年ほどかかってしまうこともあるため、治療は早めに始めることが一番です。
まとめ
- 犬につくダニは1年を通して繁殖しているものもいる
- 予防薬は気温が高い時期に徹底的に行い、できれば1年中してあげる
- ダニが見つかったら早めに治療薬や駆除薬を使い始める
犬のダニとの戦いは本当に長く大変ですが、予防薬や治療薬を上手く使い、酷いダニ被害に遭ってしまう前に解決できるように心がけましょう。そのためには、犬にダニがついていないか1年を通してみてあげるといいでしょう。
ただし、ただ薬を使っていればダニ被害に遭わないというわけではありません。自分の犬の体質を動物病院で診てもらい、しっかり合った薬を使用するようにしましょうね。
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