夜行バスは長距離の移動には便利な交通手段の一つですよね。けれど、夜行バスに乗り慣れていないと、夜行バスのルールを知らない場合だってあるでしょう。そのルールの一つであるのが、夜行バスの同意書の提出についてです。
夜行バスに乗るだけなのに同意書がいるの?と不思議に思うかもしれませんが、夜行バスは、その名の通り夜中に運航する交通手段であるため、昼間のバス移動とはわけが違い、同意書が必要となる場合があります。
今回は、そんな夜行バスの同意書について詳しくまとめてみました。
夜行バスの同意書はどんな時に必要?
夜行バスの同意書が必要かどうかは、バス会社によって変わってきますが、ほとんどのバス会社で未成年者を対象に同意書の提出が求められています。
・15歳以下は保護者同伴
・15歳以上20歳未満の場合、保護者の同意書を提出する
・未成年者は一人一枚ずつ同意書が必要となる
このようなルールが設けられています。
この保護者の同意書の提出がないと、いくら夜行バスのチケットを持っていてもバスに乗ることはできません。提出せずに乗車し、それがバレてしまった場合には保護者や警察などに連絡がいくこととなり、大変な事態になってしまうため、注意が必要です。
また複数人の未成年者で夜行バスに乗る際には、必ずそれぞれの保護者が同意書を用意するようにします。グループにつき同意書1枚ではない、ということを必ず念頭においておきましょう。兄弟で乗る場合、保護者が同じとなりますが、子供一人に付き1枚の同意書を用意しておかなければいけません。
同意書の書き方が分からなかったり、提出先が分からなかったりする場合には必ず、事前に夜行バス会社に確認し、不備のないようにしておくことをおすすめします。
テンプレートはあるの?
未成年者が保護者の同伴なし夜行バスに乗る場合に必要となる同意書ですが、ほとんどの場合同意書のテンプレートをバス会社のサイトからダウンロードすることができます。また夜行バスのチケットを旅行会社の窓口で購入する場合には、同意書の紙を渡される場合があります。
同意書を受け取ったら、必ず必要な個所を記入し、提出してから夜行バスを利用するようにします。保護者の印鑑は不必要な場合もありますから、未成年者が正しい情報を間違いなく記入できればOKです。もちろん嘘の情報を記入することはできません。
テンプレートがない場合には、夜行バスの会社に同意書はどのように準備すべきなのかを必ず問い合わせてみましょう。大切なことなので、そこは保護者が責任を持って、同意書の有無を確認し、準備することが大切です。
テンプレートがない場合の対処法
テンプレートがない場合、同意書を手書きまたはパソコンを使って作り、提出できる場合もあります。とくにプリンターが使えず、夜行バス会社のサイトで同意書をダウンロードしても印刷できない場合などは自分で作る必要が出てくるでしょう。
同意書には、
・未成年者の氏名、年齢、住所、学校
・夜行バスの便名、目的地、予約番号
・保護者の氏名、連絡先
こういったことを記入する必要があります。
保護者の住所や電話番号など個人情報が必要となるため、記入の際にはこういった情報をしっかり確認しておきましょう。同意書は手書きでもタイプでもどちらでも大丈夫ですが、印鑑が必要となる場合には、印鑑の部分はコピーではダメな場合もあるので注意が必要です。
夜行バスでの過ごし方
夜行バスでは未成年者が必要な同意書は、購入時にすでに必要となり、夜行バスに乗る際には身分証の確認だけが行われる場合があります。必ず、身分証を携帯しておくようにしましょう。
また未成年者が他のお客様に迷惑をかけてしまった場合、同意書に記入された保護者の連絡先にすぐに連絡がいってしまいます。必ずマナーには気を付けて、夜行バスでの時間を過ごしましょう。
とくに注意したいのが、会話の音量、携帯電話の音や光の漏れ、態度、貴重品などの持ち物の管理、時間厳守です。こういったことに気を付けることが、一人または未成年だけで夜行バスに乗る際の最低限の条件となるので、他の人に迷惑のかからないようにくれぐれも気をつけましょう。とくにスマホのゲームなどに夢中になっていると、周りの人のことを考えられなくなってしまう場合があるので、自分の行動には責任を持つようにしましょう。
まとめてみると、
1、 未成年者の場合、保護者の同意書の提出が必要となる
2、 夜行バスの会社が同意書のテンプレートを用意している
3、 同意書のテンプレートがない場合には自作することもできる
4、 夜行バスでの過ごし方は、未成年者は注意が必要
こういったかんじです。
未成年者だけで夜行バスに乗る際には、必ず保護者の同意書を提出しましょう。そして、車内での過ごし方にも注意し、夜行バスで快適に時間を過ごせるようにしましょう。
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