普段からICカードであるSuicaを利用している人もいると思いますが、子供料金で子供を電車に乗せる際には、切符を買っているという人も多いはずです。子供料金で利用できるSuicaがあったら便利なのに…そんなふうに思っている人もいるでしょう。
実はJRでは大人用のSuicaだけでなく、子供用のSuicaも購入することができるのです。もちろん対象者は子供料金対象者となる6歳頃~12歳頃の小学生に限ります。
実は私も、子供のために毎回切符販売機に並び、子供料金の切符を購入する大変さを実感していた一人です。時間がない時に、あらかじめチャージされたSuicaを子供に持たせることができたら楽だろうな…と思っている親御さんもたくさんいるはずです。
今回は、持っていると非常に便利な電車で子供料金が使えるSuicaについてまとめてみました。
Suicaはこんな時に使える
もう何年も前から親しまれ、広く使われているSuicaですが、そもそもSuicaを持っているとどんなことができるのでしょうか。
・チャージしたお金で切符を買わずに改札を通り、電車に乗れる
・定期機能を付けることができる
・チャージしたお金で買い物ができる
こういったことができます。
また最近ではICカードとしてのSuicaを持たなくても、クレジットカードやスマートフォンにSuicaの機能を付けることも可能なのです。
そんな現金、切符、定期となるSuicaは持っていると非常に便利ですが、必要な時に自宅に忘れてしまったり、無くしてしまったり、子供に持たせるには少し心配もありますよね。
子供用Suicaの機能
本来切符販売機などでSuicaを購入すると、電車に乗る時には大人料金が適用されます。子供用のSuicaではそれが子供料金となるため、小学生に持たせるSuicaは子供用にした方がお得なのです。
そんな子供用のSuicaですが「こども用My Suica」と「こども用Suica定期券」の2種類があり、昨日は大人用と変わりません。ただ切符料金や定期料金が子供の料金設定になるだけです。
ただし、子供Suicaではオートチャージの名義がほとんどの場合保護者となり、使用者の名義と異なるため、子供が勝手にオートチャージをすることはできない仕組みとなっています。子供がSuicaにチャージされたお金をお家で決めた用途以外で使用することを防げるので、子供を信頼してSuicaを持たせることができそうですよね。
ちなみに、私は子供にSuicaを持たせていますが、持たせるようになってから子供の責任感が増したように感じています。小さな子供であっても「このカードは絶対になくしていけない」そんな意識があるのかもしれませんね。
子供用Suicaの購入方法と使い方
大人用のSuica同様、大変便利な子供用Suicaですが、大人のものとは違い切符販売機での購入はできます。JRのみどりの窓口に直接行って購入することとなります。
・子供がいなくても代理者が購入できる
・保険証などの本人確認証が必要となる
・新規で作るためには1000円~10000円の発売価格が必要となる
・払った発売価格のうち500円は預り金(デポジット)となり、その他はチャージ金となる
・Suicaの有効期限は小学校を卒業する年の3月31日になる
このようなルールのもと購入できます。またすでに子供料金が適用されている、地下鉄などで購入できる子供用のPASMOを持っている場合は、Suicaを購入することができず、どちらか1枚を選ぶこととなります。
使い方は大人と同様、改札時にSuicaを改札機の読み取り部にタッチするだけです!改札を出る時に、チャージ金が不足している場合には、精算機で不足金額を支払う仕組みです。子供が一人で電車に乗り、精算が上手くできない場合は、すぐに駅員の方に声をかけるように親御さんが指導しておくと、慌てずスムーズに対処ができるはずです。
万が一、Suicaを紛失してしまった場合には、みどりの窓口で、氏名や学校名などの登録情報を伝え、再発行をしてもらいます。チャージ履歴が残っているため、チャージ残高や登録した定期も保証されているので安心です。
大人用のSuicaへの切り替え方法
子供用のSuicaは子供料金が対象となる期間だけ使用可能なため、小学校を卒業した4月1日からは大人用のSuicaへの切り替えが必要となります。
手続きはみどりの窓口か切符の販売機で行うことができます。その時に学生用の定期を引き続き機能に付ける場合などは、新しい学生証が必要となることもあるので注意しましょう。
子供用のSuicaの有効期限が切れてしまうとICカードは使えなくなってしまうため、大人用のSuicaへの切り替えは忘れないようにしたいですね!
まとめてみると、
- Suicaは現金、切符、定期をICカード1枚にまとめることができる
- 子供用のSuicaも大人用の物と機能は変わらない
- みどりの窓口で購入することができ、使い方は大人用の物と同じ
- 子供用のSuicaは有効期限があるため、大人用への切り替えが必要である
このような感じです。
子供用のSuicaを1度作ってしまえば、あとはチャージ金や定期を更新するだけなので、電車に乗るのが一気に簡単になりそうですね。いちいち子供料金の切符を買うのに疲れたら思い切って子供用のSuicaを作ってみましょう!
コメントを残す