中学2年生に進級した高木さんと西片。
あいかわらず、席は隣でいつもからかわれている西片。
西片はいつも勝負を挑むのですがいつも一枚上手の高木さんにからかわれています。
はたから見れば仲良しな恋人のように見えるのですが、西片は高木さんの気持ちを知っているのでしょうか？
高木さんは西片が好き？
よく好きな女子をからかう男子がいますが、それは愛情の裏返しです。
男子だと「いじめ」とらえられる可能性もありますが、女子がするとかわいいですよね。
一度駄菓子屋で、カップラーメンの3分が待ちきれず、先に食べた西片は、学校の男友達に高木さんと一緒にいるところを見られています。
その時の男友達の表情がまるで珍しい生き物を見ているような目つきでした。
そして話もせず帰っていきました。
西片は心の中で「なんで言えなかったんだ！」と後悔します。
そして、違いさせたまま林間学校に行きます。
さて、実際、高木さんは西片のことをどう思っているのでしょうか？
気分が悪い（あるいは体調がすぐれない場合）は西片のことをからかわず、そっといしているようです。
ここに高木さんの西片への思いやりが見え隠れしますよね。
だいたい嫌いな人なら話すらしないともいます。
ましや一緒に帰ったり、一緒にご飯を食べるなんてことはありえないです。
私は好きな人となら一緒にご飯を食べたり、買い物に付き合ったりできますが、基本人見知りなので、そんなことはめったにしません。
でも、付き合ったり好きな人とは必死にコミュニケーションを取ろうとします。
高木さんは本当にいい女の子だと思います。
つまり、高木さんは西片に特別な感情をもっていますが、西片はそれをきづいてないといったかんじでしょうか。
では西片のどこがいいのでしょうか？
1 ノリのいい西片
毎日毎日からかわれてもいやにならず付き合ってくれます。
高木さんとしては西片と話す1つのきっかけでもありますし、愛情表現なのでからかいをやめろと言われたら死活問題となります。
2 からかわれ上手な面
高木さんのからかいに対して高木さんが期待している通り、またはそれ以上の反応で、それが高木さんにとってうれしいんでしょうね。
高木さん的にはそんなかわいい西片のリアクションも大好きな理由なのでその顔がみたくてついたくさんからかってしまうんでしょうね。
3 優しい面
最初の出会いであるハンカチの剣もそうですし、体調が悪いとき以外はからかって楽しんでますが嫌がらないところもそうですし、全体的に見て西片はかなり優しい男の子ですよね。
高木さんにからかえわれてやり返そうとしようとしますが決してただ傷つけるだけの行動や言動はとりません。
そういう性格も高木さん的にはちょうど好みだったんでしょうね。
4 期待に応える
高木さんの手腕があってのことですが、夏休み中も何かと理由付けすればあってくれますし、休みの日のショッピングにも付き合ってくれます。
ちょっと見方を変えれば都合のいい男の子にみえてしまうかもしれませんが違います。
高木さんの期待に応えているだけです。
というか期待とおりになるよう誘導させるところがあります。
やっぱりそんな西片だから好きになったのでしょう。
5 とどめの一撃
そんな大好きな西片がたまにみせるかっこいいというところが高木さんにきゅんとくる行動をとると高木さん恋はさらに燃え上がります。
高木さんと一緒に帰りたかったという言葉や貸していたハンカチの中に入っていた手紙の何気ない言葉に高木さんのテンションはすごく上がります。
一見そんなにうれしい？と思うようなことですが女子はだいたいそうだと思います。
普段は小悪魔高木さんも実際は普通の女子中学生ということが伝わってきます。
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