蚊取り線香でまさかの体調不良？蚊取り線香を使う際に注意すべきこと

夏になると、蚊対策として蚊取り線香を使用している人は多いと思います。蚊取り線香のおかげで、室内で快適に過ごせたり、屋外で洗濯ものを干すなどの作業ができたり、本当に便利ですよね。

けれど、蚊取り線香は独特の香りと煙を発するもの…「体に良くないのでは？」と不安に思う人もいるでしょう。実際に、蚊取り線香を使用すると、なんだかいつもより体調が優れない、といった変化を感じている人もいるかもしれません。

ちなみに私も、蚊取り線香の香りや煙が気になって、「使わない方がいいのではないか？」と思ったことが何度かあります。実際はどうなのでしょうか。

今回は、蚊取り線香で体調不良になってしまうことはあるのか、蚊取り線香を使う際に注意すべきことについてまとめてみました。

こんな症状は蚊取り線香による体調不良かも！

蚊取り線香は危険な製品ではありませんが、蚊を寄せつけない程度の強力さはあります。そのため、近距離で使用したり、長時間に及んで蚊取り線香を使っていたりすると、体調不良を感じてしまう人もいるようです。

・呼吸が苦しい（喘息のような症状）
・頭痛
・目や鼻が痛い

蚊取り線香を使用するとこういった症状が現れる場合があります。

とくに注意が必要なのは、呼吸困難や目や鼻の痛みです。そのせいで本格的な喘息の発作がでてきてしまったり、アレルギー反応に苦しんだり…体調不良を感じたら、すぐに使用を停止し、病院に行くなどの対処することが大切です。

こういった症状は蚊取り線香の使用をやめた後、すぐに治まるとは限りません。また「蚊取り線香が原因」と断定するのも難しい場合があります。必ず、様子を見て、使用するたびになんらかの体調不良が起こる場合には、蚊取り線香を使用するのはやめておきましょう。

赤ちゃんやペットは特に注意が必要！

蚊取り線香を使用する時に、あえて煙を思いっきり吸ったり、体にぴったりつくような近距離で使ったりする人はいないでしょう。けれど、注意が必要なのは赤ちゃんやペットがいる場所で使用することです。

寝ている赤ちゃんやペットは蚊取り線香の煙を避けられません。また体が小さいため、蚊取り線香の成分になんらかの反応を起こしてしまった時に、体調が悪化しやすくなってしまいます。

それから、蚊取り線香は火を使うものです。いくら気を付けていても、赤ちゃんやペットが口に入れてしまったり、触ってしまったりしたら大けがをしてしまったり、腹痛などの体調不良になってしまったりしかねません。

赤ちゃんがいる場所では蚊取り線香の使用を控え、ペットがいる場合には、ペット用の蚊対策のための製品を使うようにしましょう。

こんなことに気を付けて蚊取り線香を使おう

蚊取り線香のせいで体調不良を起こさないようにするためには、いくつかの点に注意しながら使用するようにしてみましょう。

・室内で使用する際には換気をする
・顔に長時間煙が当たるようにしない
・複数個所に蚊取り線香を設置する場合には、煙が充満しないようにする
・火の始末を徹底する

こういったことには最低限気をつけましょう。

とくに就寝中などに室内で蚊取り線香を使う時には、窓を網戸にして開けておくといった換気が必要です。蚊が窓やドアから入ってくるからと言って、喚起をせずにいると、部屋に煙や香りが充満してしまい、体調不良を起こしやすくなる可能性があります。

蚊取り線香以外の蚊対策も行おう

実は、昔から夏の蚊対策として愛用者の多い蚊取り線香ですが、最近では他の蚊対策も人気が出てきています。蚊取り線香を使用して、体調不良が起こってしまうのであれば、思い切って他の蚊対策で夏を乗り切ってみるのも良いでしょう。

まずおすすめなのが、室内でも屋外でも使用できる、蚊を寄せつけないシールです。子供ように発売されたものが多く、着ているTシャツやズボンはもちろん帽子や靴下などに複数個所に貼って、蚊にさされないようにするものです。赤ちゃんがいる場合には、ベビーカーや抱っこ紐の布部分に貼っておくだけでも蚊対策になります。また食事をしている際には、手元のテーブルクロスに貼っておけばいいので便利です。

もうひとつのおすすめは、シトロネルと言われるハーブのオイルやシトロネルの植木鉢を窓部などに置くことです。ヨーロッパなどではこの蚊対策が一般的で、植物の力で蚊を寄せつけないようにするため、赤ちゃんやペットがいる家でも行うことができる蚊対策です。

まとめてみると、

• 蚊取り線香で喘息やアレルギーなどが起こってしまうことがある
• 赤ちゃんやペットがいる場合、蚊取り線香は使わないようにする
• 換気をしながら蚊取り線香を使用する
• 蚊取り線香以外の蚊対策も試してみる

こういったかんじです。

蚊取り線香のせいで、体調が悪くなってしまうなんて辛いですよね。これからは、蚊取り線香で体調不良が起こるかもしれないということを踏まえ、安全に気を付けて使うようにしてみてくださいね。