赤ちゃん。それはとてもデリケートな生き物です。ちょっとしたミスや油断で、すぐに壊れてしまいます。当然、そんな赤ちゃんに食べさせてはいけないものはたくさんあります。その中でも、つい食べさせそうになっちゃうものの一つが、「チョコレート」です!
甘くて美味しいチョコレートですが、赤ちゃんには毒になりかねないこと、知ってましたか?
というわけで、今回は、赤ちゃんにチョコレートをあげることの危険性について調査していきたいと思います!
では、早速、赤ちゃんにチョコレートが駄目な理由について紹介していきましょう。
まず危険なのは、「味覚形成に影響を及ぼす」ことです。赤ちゃんはまだ、味覚が発達していません。チョコレートなどの味の濃いものを食べさせると、味覚に障害がでる可能性があります。
また、「眠れなくなったり落ち着きが無くなったりする」というリスクもあります。チョコには覚醒作用のあるデオブロミンやカフェインが含まれており、その影響で興奮して眠れなくなったりするのです。赤ちゃんは、これらの成分を消化し、無効化するまでに2~3日かかるため、生活習慣に大きな影響が出てしまいます。
さらにチョコには危険性があります。それは、「依存性が強い」ということです。大人でも、精神的に不安定になるとチョコレートを貪り、中毒になる人がいるくらいです。赤ちゃんには刺激が強すぎます。
そうして中毒になり、チョコレートばかり食べていると、肥満や虫歯の原因になります。
また、チョコに含まれるカカオや牛乳はアレルギー反応を起こすので、それらのアレルギーがあることがわかっているときは絶対に食べさせてはいけません。
しかし、危険な食材でも、万が一のことがあり、赤ちゃんが知らない間に舐めていたり、誤飲してしまった時には、どうしたらいいのでしょう?
飲み込む前であれば、口から取り出しましょう。もし飲み込んでしまっても、少量なら、消化しきるまでの一過性のものなので、病院に連れて行ったりする必要はありません。
しかし、じんましんや頭痛、吐き気、鼻血がでたり、アルコール入りのチョコレートを食べてしまった時や、食後の様子がおかしかったりしたら、すぐに病院に連れていきましょう。
そもそもの対策としては、チョコを子供の手の届かないところに保管することです。
では、一体いつになったら子供にチョコを与えることができるのでしょうか?それには、成長の過程により、適正な量があります。
1~2歳までは、少し舐めるだけに留め、3歳を過ぎたころからなら、与えても大丈夫です。ただし、もう少し成長するまで、上げるのはひとかけらにしましょう。また、ココアや、赤ちゃん向けの食料品でチョコ味に味付けされたものなど、代用品も沢山あります。おやつにチョコを与えなければいけない理由もないと思います。
いかがだったでしょうか。赤ちゃんは、あらゆる面で未発達の存在です。食べるものには気をつけて、健康に育ててあげたいですよね。
チョコレート以外にも、赤ちゃんが食べてはいけないものはたくさんあります。食生活には、十分気を配って上げてください。