実はもらってきたいちごが食べ切れなくて、やっぱり保存することにしました。もちろん冷蔵庫でね。そしてその翌日のこと。姉がたまたま家を訪ねてきたので、せっかくのいちごを出そうかなと、冷蔵庫を開けたところで。お母さん!ここのいちごが少し色ピンク色に変わってるけど食べられるのかな。と横から息子。
う、うーん、色は少し変わってきてるけどまぁ食べられるんぢゃないかしら?臭いもないし。捨てるのももったいないし。 姉だからいいかなとも思ってしまいましたが、一応お客様だし。微妙なラインは結局そぎおとして私がいただきました。
いちごは傷みが早いものです。だからその場で、その日のうちに新鮮なうちに食べたいけれど、なかなかそうはいかないときもありますよね。そうなったとき、傷んでるか?はたまた問題なしか?それを素早く判別できたらこれほどありがたいことはありません。
今回はいちごの傷みの判別方法をテーマに調べてみました。
ギリギリですが、限りなくアウトに近い状態として、いちご同士の重なった部分が.圧迫されて部分的に薄いピンク色変色している状態。ギリギリ大丈夫ですが気になる場合は、ジャムに使用したりその部分を切り取ってから食べても良いでしょう。とはいえ私は積極的に食べることをお勧めしたりはできません。
ただ1つ、注目すべき点としてはいちごのピンク色への変色はバナナでいうところのスゥイートスポットと同じで、熟したサインであること。だから食べられるのですが、既に熟しきってしまっているのでそこからの傷みは早いと考えられます。ただ黒色への変色は完全にバツなのでご注意くださいね。
1.いちごが黒く変色している場合 2.カビが生えている場合 3.異臭がする場合 4.ブヨブヨになっている状態,、こうなっては仕方ありませんね。諦めて捨てましょう。栃木県ですと、たとえばいちご農家さんは5月から6月上旬くらいまでで出荷をやめる人が多いそうです。
少しずつ 暑くなりはじめるこの時期は傷みやすくなり品質の維持が難しくなってくるからなのだとか。過熟にならないようにする毎日収穫作業をする農家さんも温度管理を気を付けているのですね。
冬とは違ってお店に並ぶときにも、しっかりとおいしそうなイチゴになるように気を使ってくださっています。暑くなると、傷んだ実も増えてくるために、選別時に誤って混ざってしまわないようにしています。熟していない状態で出荷されるのもこのためだと言われています。店に並ぶ日程はまちまちであり いちごの賞味期限は1~3日とされているので、そのタイムラグを考えると早熟ないちごを収穫せざるをえません。
さらに農家の方のお話によるとこの時期は、暑さのせいで傷んだいちごも増えてくるそうです。湿度があがると、カビが発生しゃすくもなり、外気温やいちごがさらされている状況なども繊細ないちごの品質に直結して関係してくるのだと思います。とのことでした。
たしかにイチゴ狩りに行ったときに収穫していて思うことは、パッと見は普通に実ってぶら下がっているから採ろうと思って、収穫しようと触ると、形が崩壊してべちゃべちゃになってしまうものがあります。ヌメヌメして気持ち悪いし、手も汚れるのでちょっと落ち込みますね。
冬に傷んでしまう実はほとんどないのに、暑くなると増えるのです。湿気や高い気温に弱いということは前回学んだところですが、やはり暑い時期は困りものですね。収穫から出荷までを担当してくださる農家さんのご苦労はいかばかりかというところです。恐れ入りました。
食べるものへの感謝の心はもちろんのこと、食卓の安心と安全を守ってくださる製造側の方々の思いに胸をはせれば残したり捨てたりするのはいけないことですね、子どもも勉強になったのか、いつも残す夕ご飯を今日は完食してくれました。感謝の気持ち、忘れてはいけませんね!作ってくださった製造者さんが笑顔になってくれるような美味しく食べるための意識づけも我々消費者もしなくてはなりません。