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50代で物忘れ!案外身近な問題なんです

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認知症という言葉は、高齢(化)社会においてはとても身近になってきています。でも、80代になってから高齢になってからしか認知症にならないと思われている方も多いかと思います。しかし、若年性認知症(若年性アルツハイマー)になる方も中にはいらっしゃいます。今回は、若年性認知症(若年性アルツハイマー)について紹介していきます。

そもそも若年性認知症とは?

一般的には、65歳未満の認知症患者の方が若年性認知症と区分されています。厚生労働省の調査によると全国における若年性認知症者数は3.78万人18-64歳人口における人口10万人当たり若年性認知症者数は、47.6人というデータも出ています。
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0319-2.html

主な症状としては、認知症と同じで、物忘れになります。しかしながら、老化とともに物忘れは必然的に起こってきます。

では、認知症と老化が原因の物忘れとの違いとはなんでしょうか?

老化が原因の物忘れはものをどこに置いたかを忘れていて、ものを置いたという行動自体は覚えていることが多いです。しかし、認知症の場合はものを置いたという行動自体を忘れてしまうことが大きな違いです。この症状から被害妄想などに発展することもあります。また、理解力・判断速度・集中力や作業力の低下など脳に関わる動作が遅くなったり、精神的混乱や落ち込みや被害妄想などの精神的な症状が現れたりもします。

認知症の原因とは?

認知症の正確な原因はまだわかっていませんが、最近研究が進んでおり、アミロイドβタンパク質が脳に蓄積することで神経細胞が破壊されてシナプスの伝達がうまくいかないことが認知症の原因ではないかとされています。しかしながら、なぜアミロイドβタンパク質が脳に蓄積する人としない人がいるのかについてはまだ詳しくはわかっていません。よって完治させることは出来ませんが、予防させることはだいぶ科学的な医療の進歩によって治療法が確立されてきました。

認知症の症状は?

認知症の治療について

正確な原因がわかっていないのなら、認知症を治すことは出来ないのではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、確かに、今の医療の技術では認知症を完治させることはとても困難です。しかし、認知症の症状を遅らせることは出来ます。そのためにも、まずは認知症を早期発見することが何よりも先決です。

主な治療としては、薬(アセチルコリン伝達を改善するなどの薬剤)の処方によって遅らせることが出来ます。また、日頃から少しずつでも頭を使う作業をしたり、外出して適度な運動をしたり、栄養バランスのとれた食事をするなど、健康的な生活を送ることも有効です。もっと症状がひどくなってきた場合は、介護やデイサービスや医療機関の手助けが必要な場合が出てきます。その時は、要介護度などを自治体に届け出たり、介護サービスの申請などの手続きを行う必要があります。本人だけでは出来ない場合は、家族の方と同伴してそのような手続きを行う必要があります。

最後に

若年性認知症に限らず、認知症やアルツハイマーは周りの家族が献身的に支えなければなりません。このご時世、老老介護の問題や介護疲れなどの現代の高齢(化)社会ならではの社会問題が増えてきました。認知症の本人ももちろん物忘れなどで大変かもしれませんが、その周りの介護者や家族の方も大変な状態が続きます。なので、ぜひ皆さんも規則正しい生活をして認知症にならない・なったとしても症状を遅らせるといったような予防をしてみてはいかがでしょうか?

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