電車に乗っていると、ついつい荷物を忘れてしまうこともありますよね。買い物袋、重要書類、傘など…降車してから忘れ物に気が付いて慌てることも多いはず。
けれど、もう電車は先の駅に行ってしまっているので、どうしたら取り戻せるのだろうと途方に暮れてしまいますよね。実は、電車に忘れ物をしてしまう人は本当に多く、中には「もう見つからないだろう」と忘れ物を取り戻すのを諦めてしまう人もいるものなのです。
実は、私も電車の中に貴重品を忘れてしまったことがあり、本当にパニックに陥りました。忘れ物の中に、電車の改札を通るためのICカードが入っていて、忘れ物に気が付いたのですが、もちろん電車は先の駅に行ってしまっていました。駅員の方になんとか見つけてもらい、取り戻すことができましたが、時間もかかり、なかなか大変な経験となりました。
今回は、電車に荷物を忘れてしまった時に、忘れ物を確実に取り戻す方法をまとめてみました。
「あ、電車に忘れた!」と忘れたことに気が付いたら、まずは何を忘れてしまったかを正確に確認しましょう。鞄をまるごと忘れてしまった場合には、鞄の中に何が入っていたかを思い出しましょう。
また貴重品、紙袋、傘などの場合も中身、色、デザインなどどんなものを忘れたかを正確に思い出す必要があります。そうしなければ似た物を見つけたとしても自分のものだとは確認できないし、駅で問い合わせるにしても、何を忘れてしまったか伝わりません。
忘れた物が何かを思い出すと同時に、どこに荷物を置いていたか、自分の乗っていた電車、車両、時間も合わせて確認するといいですね。
自分が何を忘れたか、電車のどこに忘れたかがはっきりしたら、できるだけ早く駅員の方に問い合わせましょう。改札横にいる駅員の方などに声をかけましょう。駅員の方に問い合わせると、まず確認されるのが忘れ物の詳細とどの電車で忘れたかです。
忘れ物をして間もない場合や電車が終点駅に到着していない場合は、別の駅の駅員の方に連絡を取ってくれ、電車の停車時間に忘れ物を探してくれる可能性もあります。ただかなり時間が限られているので、たいていの場合は電車が終点駅についてから、駅員の方が車内を見回り探すこととなります。
もちろん忘れ物を車内で見つけた他の乗客の方が、忘れ物を別の駅に届けていたり、ホームに置いておいたりすることもありますので、駅員の方に問い合わせてもすぐには見つからないこともあります。
一度駅を出てしまっていたり、帰宅してから忘れ物に気が付いたり、駅員の方に問い合わせることができない場合もあるでしょう。その場合には、利用した電車の鉄道会社に電話で忘れ物を問い合わせます。
電話でも忘れた物の詳細と電車の詳細が確認されます。そして忘れ物がすでにどこかに届き、そのデータが登録されていないかが確認されるか、また後日問い合わせるように言われます。
ちなみに私も鉄道会社に電話で忘れ物を問い合わせたことがありますが、大きな駅に届けられる忘れ物は非常に多く、ある程度時間が経たないと忘れ物の情報が入ってこないと言われたことがあります。結局、翌日にもう一度連絡すると忘れ物がちゃんと見つかったことが分かり、駅に取りに行くことができました。
駅員の方に問い合わせても、鉄道会社に連絡しても忘れ物が見つからないこともあるでしょう。他の乗客の方が拾ってしまっている可能性もあるからです。それでもどうしても忘れ物を取り戻したいのであれば、SNSを利用してみましょう。
・SNSに忘れ物と乗っていた電車を公開する
・写真がある場合には載せる
・どうして取り戻したいか理由を告げる
このような感じで投稿をしてみましょう。
また友人やフォロワーに投稿を拡散してもらうことで、より多くの人に投稿を見てもらうことができ、忘れ物も見つかりやすくなるものです。大切にしていたもの、代用ができないものはSNSの力を最大限に利用して捜索してみましょう。
この時に電話番号や名前などの個人情報は載せないようにし、見つけた人にはSNSを通じてダイレクトメッセージを送ってもらうようにしましょう。そして、どこで忘れ物を受け取れるか、拾ったものを「駅で拾った」と駅に届けることはできないかを確認してみましょう。
このような感じです。
忘れ物をしてしまうことは誰にでもあるものですが、多くの人が利用する電車なのでそう簡単に見つかるとは限りません。けれどすぐに諦めてしまわず、できることを全部してみるといいかもしれませんね。
そんな時にはできるだけパニックにならず、落ち着いて行動すると、きっと忘れ物も見つかるはずです。