通勤電車に乗る時には、旅行でスーツケースを電車に持ち込む時など、「荷物にお金がかかる!」なんてことを考えることもないと思います。電車は飛行機や観光バスとは違い、手軽に大きな荷物も持ち込めるのが魅力の一つでもありますよね。
けれど中には、「電車の荷物にも料金がかかる場合がある」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。普段持ち込まないようなものを電車に持ち込む際には、「この荷物を運んでも本当に大丈夫?」と不安に思う人も多いはず。
今回は、電車の荷物に料金がかかるケースと、荷物を持ち込む時の注意点をまとめてみました。
電車の中には、通勤電車、新幹線、特別電車など様々な種類のものがあり、しかも鉄道会社も複数ありますが、基本的な手荷物は無料で持ち込むことができます。バックやリュックはもちろん、スーツケースといった大きな荷物であっても無料で乗せてしまって問題ありません。
もちろん通勤電車の快速ラッシュの時間や新幹線の帰省ラッシュの時期などはスーツケースを持ち込んでしまうと邪魔になってしまったり、置き場所がなくて乗車が困難になってしまったりすることもあるでしょう。
ちなみに電車と同様、街中を運行する路線バスでも手荷物は無料で持ち込むことが可能です。そのため、荷物にお金を払いたくない、という人は電車と路線バスを駆使して移動すると良いかもしれませんね。
電車に持ち込む手荷物は無料…と考えても良いですが、例外があるのが現状です。介護犬や補助犬は利用者が連れてそのまま電車に乗ることができますが、手荷物としてペットを車内に持ち込む際には有料となります。
もちろん鉄道会社でペットに関するルールは違い、路線バスではペットも無料で持ち込むことができるのですが、例えばJRにペットを手荷物として乗せる場合には、乗車前にお金を払う必要があります。
・ペットが出てこないケースに入れる
・ケースとペットの重さ合わせて10㎏まで
・犬、猫、鳥などは運べるが蛇など運べないペットもいる
こんな感じのルールが決められています。
ほとんどの鉄道会社で大型犬や中型犬は運べず、またケースもハードケースなどの頭がでてこないものと決められているので、ペットを手荷物で運ぶ際には事前にルールをしっかり頭に入れておかなければいけません。
またペットを実際に電車に持ち込んだ後も、ペットが揺れで酔わないようにしたり、うんちやおしっこをしないようにしたり、気を遣う必要があります。
電車に荷物を持ち込む時には何でも持って行けると思ってしまうかもしれませんが、他の人も大勢いる電車の中なので持ち込む時には注意が必要です。
・大きな荷物は空いている車両や車両の端など邪魔にならない場所に置く
・頭上の荷物置きには重い荷物は置かない
・汚れた物、臭いが気になる物はNG
・立てて置ける荷物は立てる
・ドアの近くの床には荷物を置かない
こういったことには気をつけましょう。
特に荷物の置き方には大きい荷物も小さい荷物でも気を遣う必要があります。乗客の出入りが多いドアの近くには大きい荷物を置かない、床に置かない、こういったことまで気を遣えると他の乗客の方に迷惑をかけずに済むでしょう。
また買い物袋などを頭上の荷物置きに置く人は多いですが、不安定な置き方をしてしまったり、重い荷物だったりすると、万が一下に落ちてしまった時に座席に座っている人がケガをしてしまう場合もあります。軽い鞄や上着、書類など落ちても問題がない物を乗せるようにしましょう。
あまり知られていませんが、一部の鉄道会社では駅で荷物のキャリーサービスを行っている場合があります。このサービスは駅や空港から泊っている宿などへスーツケースといった大きな荷物を運んでくれるサービスです。
大きな荷物を一人でいくつも持たなければいけない場合や電車には身軽になって乗りたい、寄り道をしてから宿に戻りたい、そんな場合に活用することができます。
京都駅や箱根駅ではこのキャリーサービスを大々的に行っていて、有料で利用でき観光客など大きな荷物を持っている人に愛用されています。電車の手荷物をあまり多くしたくない、混雑した電車にスーツケースを乗せたくない、そういった場合にはキャリーサービスを利用してみるといいでしょう。
こういった感じです。
電車には大きな荷物もペットも持ち込めて本当に便利なことが分かるでしょう。けれどどんな荷物でも他の乗客の方の迷惑にならないように持ち込まなければいけません。細かいところまで注意し持ち込みましょう。
「こんな荷物は持ち込んでもいいの?」と不安に思うことがあれば、必ず鉄道会社に確認してから電車に乗りましょうね。