50代と言えば、一般的には家庭を持って子どもも大きくなって、仕事も充実してきた世代です。
ローンもだいぶ払い終えてちょっとゆとりがある方もいらっしゃると思います。
今の時代は60歳で定年を迎える人が多くなり(75歳まで働ける企業も増えてきましたが…)あと10年しか働けないということでそろそろ貯金もしなきゃと焦っている方も多いのではないかと思います。
今回は、50代の平均貯蓄額や50代の貯金方法をまとめてご紹介していきます。
50代の平均貯蓄額
全体の平均貯蓄額で「平均値1,812万円」「中央値1,074万円」
(2018年5月に総務省統計局の家計調査)
だいぶ思っていたよりも貯蓄している方が多い印象を受けます。
やはり年齢に比例して50代は働いている期間が長いため数字的には上がっていってます。
しかし、平均値は5年ぶりの減少という結果が出てきており、これからの将来をよりよく過ごすためには不安なデータも出てきています。
しかしながら、貯蓄をしなければいけないことはどの世代にも言えることですが、
50代は具体的には定年までの期間でいかに貯蓄ができるかによって定年後の余生にもとても影響されます。
また、現在は、医療保険も後期高齢者(75歳以上)は1割負担ですが、これからの世代はずっと3割負担と介護や病気になった時にとても響いてしまいます。
そのためにも貯蓄を今からしておくことが重要です。
まずは、家計管理からしていきましょう!
いくら収入があって、いくら支出があって、いくら貯蓄が可能なのかを把握することで、今までよく分からないけれどもお金が貯まってないという状態から抜け出すことができます。
今までは何気なく使っていたお金も、少し使いすぎている部分が分かったり、逆にローンの返済に回せたり出来るなと一覧で見ることでわかります。
最近では、アプリで一括して手軽に管理できるので、そちらも併用してみてはいかがでしょうか?
住宅ローンや車のローンなどの目処がつきやすくなる年代になるため、ローンを早めに払い終えられるなどの気づきもあると思います。
また、投資や生命保険に入ることもオススメします。
投資と言えば、元本割れなど危険なイメージがあると思いますが、
比較的安全なつみたてNISAや個人型の確定拠出年金(iDeCo)など投資の種類もたくさんあります。
また、生命保険も掛け捨て保険なのか積立して一部が返ってくるタイプの保険なのかの選択肢もあります。
もし、定年前に病気をして働けなくなってしまった時に、ローンの分は返すような保険に入るなど生命保険にも種類がたくさんあります。
確定拠出年金(iDeCo)について
ちなみに捕捉なのですが、つみたてNISAや個人型の確定拠出年金(iDeCo)について詳しく紹介していきます。
運用で得た利益が非課税であるという特徴があります。
普通の投資だと、利益分が課税されるといった大きなデメリットがあります。
投資家と呼ばれる人たちも税金を払っているんですよ!
また、個人型の確定拠出年金(iDeCo)も掛金全額が所得控除、運用益は非課税、年金受取時に控除の対象になるといった大きなメリットがあります。
そして、原則60歳までは資金の引出しはできないといったことがあるので、働いている期間、一定額をiDeCoに入れておくことで、
自分だけでは貯蓄してもすぐにお金を出してしまう可能性がある方でも安心です。
まとめ
このように、いろいろな方法で貯蓄できます。
一度家計を見直して将来の老後を安心して楽しく過ごすためにも、60歳の定年までに貯蓄をしてみてはいかがでしょうか?