春になると、スーパーの店頭でたくさん売られているいちご!甘くて、みずみずしくて、ついつい食べたくなってしまう!安売りしているとまとめ買いしてしまう!そういったいちごファンは多いのではないでしょうか?
けれど、いちごは大変傷みやすく、すぐに食べてしまわないと、表面の皮がブニブニなってしまい、そのうちカビが生えてきてしまうこともありますよね。そうなってしまうと、もう食べることもできなくなります。
ちなみに私もスーパーで購入したいちごだけでなく、いちご狩りなどでついついたくさん購入してしまい、冷蔵庫に何パックかいちごが入っている…なんてことがしょっちゅうです。傷みだす前に食べきることができず、結局いちごを処分しなければならないことも多々ありました。もったいないし、できれば食べ物を捨てることだけは避けたい!そんなふうに何度も思ったものです。
そこで今回は、少し腐敗が始まり、表面がブニブニしてきたいちごの消費方法についてまとめてみました。
いちごは緑から赤に変わり、食べ頃を迎えます。スーパーで売られているいちごは、すでに真っ赤に熟しているため、購入したその日に食べるのが一番です。けれど、実際にはそうともいかず、数日間消費できない、なんてこともありますよね。そうするといちごはどんどん傷んでいってしまいます。
・表面の艶がなくなる
・ブニブニしてくる
・色がピンクや黒などに変色する
・白いカビが生えてくる
・茎や葉の元気がなくなる
・香りが落ちる
こういったことから傷みが分かるようになります。
そして、食べられなくなるのは、いちごがブニブニし、変色し始めたらとなります。腐った味がすることはもちろん、周りのいちごにも腐敗が移ってしまい、パック全体が食べられない状態となってしまいます。
いちごの表面がブニブニし、傷み始めたら、すぐに捨てたくなってしまうかもしれません。けれど、多少傷んだいちごもジャムにすれば、消費することができるのです。
ジャムの作り方は簡単です。洗ったいちごのひどく腐った部分を切り落とします。残ったいちごが何グラムあるか量り、その重さの3分の1の量の砂糖やグラニュー糖を用意します。いちごと砂糖を鍋に入れ、かき混ぜながら、水分がほとんどなくなるまで火にかければできあがりです。あれば、レモン汁を大さじ1ほど入れるとさらに味がよくなります。
できあがったジャムは、瓶など蓋がしっかりしまる容器に移しましょう。粗熱が取れたら冷蔵庫で保存します。大量にジャムができた場合には、瓶にジャムをいっぱいまで入れ、蓋をしっかり閉め、沸かした鍋の中にいれ、真空状態を作ります。そして、冷蔵庫には入れず冷暗所で保管すると、長期間保存が可能となります。
いちごジャムは、ジャムが多少傷んでいたなんてことが嘘のように美味しくできます。パンにつけたり、ヨーグルトにいれたりして食べるといいでしょう。
いちごジャムは料理初心者であっても簡単に作れておすすめですが、お菓子作りが好きなのであれば、多少傷んでしまったいちごを使ってスコーンやプリンを作るのもおすすめです。
スコーンはプレーン味のスコーンのレシピ通りに作り、最後に細かく刻んだいちごを混ぜて焼くだけです。またプリンは、いちごを牛乳や生クリームと一緒にミキサーにかけてしまいます。そうすると、きれいなピンク色の可愛らしいプリンができるのでおすすめです。
どちらのお菓子も、いちごを丸ごと使いますが、原形をとどめていなくてもまったく問題はありません。ひどく傷んだところを取り除いたいちごを使い、美味しいお菓子を作ってみましょう。
傷んだいちごの使い道も迷いますが、さらに困るのが甘くないいちごですよね。そのまま食べるのも美味しくないし、食べないとどんどんブニブニになってしまう…そんな時には、サングリアを作るのがおすすめです。
サングリアはスペインで有名な飲み物で、赤ワインや白ワインの中にフルーツが入っています。作り方は簡単で、用意した赤ワインに水で溶いたグラニュー糖やシュガーシロップを入れ、カットしたいちごをいれます。他にもオレンジ、桃、りんご、ミントなどのフルーツを入れるといいでしょう。
アルコールに弱い方は、サイダーやオレンジジュースをワインに混ぜたり、アルコール度数の低いスパークリングワインを使ったりすると良いでしょう。いちごに甘みがなくてもまったく問題なく、アルコールと一緒にフルーツを楽しむことができます。
こういったかんじです。
美味しくて好きな人も多いいちごですが、傷み始めるととても食べられない状態になってしまいます。そんな時には、いちごをそのまま食べるのではなく、多少傷んでいても美味しく食べられるように調理してしまいましょう!きっと、いちごが傷んでいたなんて思えないほど、美味しいものができあがるはずです。