赤ちゃんと飛行機に乗るのと、心配なのが、赤ちゃんがぐずらないか、耳が痛くなったりしないかなど赤ちゃんの体調ですよね。小さな赤ちゃんであれば、上手に授乳をすることで、不安な機内での時間も乗り切れることも多いものです。
けれど、普段は何気なくしている授乳。どんなタイミングで授乳をすれば、赤ちゃんの機嫌を取ったり、離着陸の不快感を軽減したりできるのか分からないはずです。
私も子供が小さく、まだ授乳をしている時に何度か飛行機に乗ったことがあります。授乳のタイミングが悪いと、赤ちゃんはただ泣くだけで、周りにも迷惑をかけてしまうし、本当に大変な思いをしました。それから何度もタイミングを考えて授乳をし、やっとフライトを快適に乗り切れるようになったと感じています。
今回は、赤ちゃんとのフライトを乗り切るために考えたい、飛行機での授乳のタイミングについてまとめてみました。
飛行機に赤ちゃんが泣いてしまう理由の一つとして、離着陸の時に赤ちゃんは自分で耳貫ができないから、という理由があります。もちろん空腹やおむつが汚れていることなども泣いてしまう理由になりますが、普段はぐずらない時間帯に大泣きしたり、飛行機が離陸したん途端に様子が変わったりした場合は、耳が痛いなどの変化に敏感に反応していると考えましょう。
フライト中に赤ちゃんが泣いてしまうのを防ぐためには、離着陸に授乳をします。ポイントは、飛行機が飛び立ったのを確認してから授乳を開始することです。そうしないと、離陸する前に、赤ちゃんが満足しておっぱいを飲むことをやめてしまう場合があります。そうすると、いくら授乳を続けたくても意味がないでしょう。
また着陸する際も、できるだけギリギリまで待ち、耳の不快感を持つほど高度が下がり始めたら授乳を始めます。
赤ちゃんが離着陸をする時に、寝ている場合、おやつを夢中で食べている時などは無理に授乳をしなくても良いでしょう。
フライト時間が長い場合などは、離着陸の時以外にも授乳が必要となる場合もあるでしょう。赤ちゃんがぐずったらすぐに授乳することも良いですが、そうするといざ着陸となったときにおっぱいが十分に出なくなってしまうこともあります。
抱っこであやしたり、おもちゃを持たせたりして時間を稼ぎ、普段通りの授乳間隔をできるだけ保つようにしてみましょう。離着陸以外の授乳のタイミングは、食事が運ばれて来る前に授乳をしてしまうことです。
・ママの食事のタイミングを逃さないようにする
・座席のテーブルを開けなければいけなくなる前に済ませる
・食事の配膳で通路が通れなくなる前に授乳とおむつ替えを終わらせてしまう
こういった理由から食事の時間の前に授乳をしてしまうようにしましょう。
上手くいけば、授乳で赤ちゃんが寝てくれ、ゆっくりと静かに食事が楽しめる、なんていうラッキーなことだってあるでしょう。また赤ちゃんにとっても、食事の配膳中や周りの人の食事で気が散ってしまうのは避けたいはずです。
赤ちゃんとのフライトはさすがに授乳だけでは乗り切れないことも多いものです。そのため、授乳時間以外も上手く時間を使い、フライト時間をやり過ごすようにするといいでしょう。
・抱っこ紐で機内をうろうろする
・泣いたり、ぐずったりしたらトイレに避難する
・お気に入りのぬいぐるみやタオルで安心させる
・おもちゃを与える
こういった方法で時間を過ごすと良いでしょう。
とくに抱っこ紐で歩いてあげると、赤ちゃんが眠れなくても気分転換ができたり、機内の様子をキョロキョロ見まわしたりでき、かなりの時間を稼ぐことができます。長時間のフライトの時は、パパなど一緒に飛行機に乗る人に抱っこ紐での移動をお願いするのもいいでしょう。
上手く時間を稼ぐことで、フライト中にもメリハリができ、授乳間隔も開くため、赤ちゃんの機嫌も良い状態を保てるはずです。
授乳以外にも、すでに月齢的に離乳食などが食べられる赤ちゃんもいるでしょう。フライト中にあげる予定はなかったり、時間帯的にご飯の時間ではなかったりする場合でも、飲み物、離乳食、おやつなど飲食物は用意しておきましょう。
・おっぱいが思うように出なかった場合に利用する
・飛行機が遅延した場合に備えておく
・機内での水分不足、空腹に備える
・気分転換に飲食させる
こういった使い方が可能です。
とくに飛行機が遅れてしまった場合は、食事時間にはかからないはずのフライトが、食事時間に当たってしまうこともあるものです。普段食べている離乳食やおやつを持って行き、すぐに食べさせられるように用意しておきましょう。
こういった感じです。
赤ちゃんとのフライトを授乳だけで乗り切ろうとすると、なかなか大変ですが、上手にタイミングを見て授乳をすると、快適に機内で過ごすことができるはずです。離着陸は必ず授乳ができるように準備しておき、赤ちゃんが安心して過ごせるようにしたいものですね。