50代になって、だいぶ仕事も落ち着いてきてもうそろそろ定年のことも考えていらっしゃる時期に差し迫っているかと思います。しかしながら、現代は高齢化社会になってきて、老後の時間が長くなってきています。したがって老後の人生設計や貯金など何かと不安なことが多い方もいらっしゃいます。今回は、老後の資金について少し詳しくお話ししていきます。
思っていたよりも高額だと思われた方も多いのではないでしょうか?この3,000万円という数字は…
高齢無職世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の公的年金などの社会保障給付は、1カ月におよそ19万円です。同じく家計調査によると月々の支出はおよそ27万円であるため、不足分は月々8万円程度となります。年間で考えると、8万円×12カ月で96万円。老後期間が20年で1,920万円、25年で2,400万円となり、これに家のリフォームや自動車購入、医療など加えると老後資金は3,000万円程度が目安であるといえます。
(老後資金はいくら必要?どうやって貯める?
https://www.tr.mufg.jp/dekirukoto/commentary/05.html より)
この場合は夫婦2人の生活ということになります。しかし、50代では子どもの教育費や家のローンなどなかなか3,000万円という大金を貯められている方は少ないでしょう。そこで今回、オススメするのは「バイト」です。
バイトというと学生の頃にやっていたという方もいらっしゃるでしょうし、今更バイトなんて…と思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、50代の人生経験豊富な方はバイトの即戦力になるでしょう。お金を貯めるという明確な目的のためになら、バイトや副業なども考えてみてもいいかもしれません。
実際には、転職サイトや求人バイトのサイトに希望の条件をチェックしてみていただくことが一番早いと思います。特に「シニア求人」と調べていただいたら、50代・60代の求人情報がまとまって記載されているので、便利でしょう。
一つオススメのシニア求人サイトを掲載しておきます。最近では当たり前になったかもしれませんが、地域別で見やすくカテゴリーに分けられていて、また情報がシニア向けに絞っているため、まとまっていて見やすいです!
「シニア求人ナビ」
https://www.seniorjob-navi.com/
実際に働くにあたって、注意しておくことが2点あります。一つは、税金の話です。日本はご存知の通り、累進課税を制度化されている国です。累進課税とはとても簡単に言うと、収入が多ければ多いほど、税金として納めなければならない金額の割合が多くなるということです。こうなってしまうと、せっかく頑張って働いたのに、税金でたくさん取られてしまうということに繋がりかねません。もし、あなたの給料が、税率が上がる境界線のラインにいるのならば、越えないように気をつけましょう。また、103万の壁や130万の壁など扶養控除になるのかならないのか、税金を払わなくていいのかで、全く手取りが違ってきます。
ぜひ注意してバイトをしてみてください。
二つ目は、本業との兼ね合いです。会社特に、常勤では他の会社では働いてはいけないなどの制約がある会社が多いです。最近では、副業OKの会社も増えてきていますが、まだまだ副業禁止の会社もあります。そうなってくると、もし副業やバイトをしていてそれがバレた場合には、会社を辞めなければならないなどのリスクがつきまといます。せっかく今まで積み上げてきたキャリアを一気に消し去ってしまうことは退職金も減額されるかもしれませんし、本当にもったいないです。
ぜひバイトをする時の注意点やサイト情報などを活用して老後の蓄えの足しにしてみてはいかがでしょうか?