普段から電車に乗っていると、電車で朝ごはんやランチができたら「時間の有効活用になりそう!」と思ったり、お腹がすいたからどうしても何か食べたいと思ったりすることもあるでしょう。けれど周りの人の目が気になって電車での飲食をする人はほとんどいませんよね。
逆に、「電車での飲食なんてありえない!」と思っていて、電車の中で何か食べている人をみると不快に感じてしまう人も多いはず。食べ物の臭いや食べている音は気になるものだし、電車の中が汚くなってしまいそうなのも嫌ですよね。
今回は、電車での飲食は本当に禁止なのか、いつから禁止になったのかをまとめてみました。
電車での飲食禁止は普通でしょ…と思っている人も多いでしょう。けれど実はどの鉄道会社でも電車での飲食は禁止されておらず、飲食のこまかなルールも設けられていないのです。
ここ近年はもちろん、ずいぶん昔から電車で飲食している人はほとんど見かけないですよね。ただ新幹線や特別列車など、座席の前にテーブルがついている電車に乗る場合、当然のようにみんな飲食を楽しんでいる光景が見られますよね。
ではどうして普通の通勤電車や快速電車では飲食禁止だと思っている人が多いのでしょうか。
電車では飲食禁止というよりも、「飲食をしないことはマナー」と考えている人が多いことから、電車で飲食をしない人がほとんどなのです。
・食べ物の臭いや食べる音が迷惑になる
・ゴミや食べかすが電車に残る可能性がある
・混雑していると食べ物が他の人についてしまう可能性がある
このような点を考えると「飲食をしないマナー」は守った方が良さそうですよね!
特にファーストフードやピザなどかなり臭いがきついものを食べてしまうと、隣に座っている人だけでなく、同じ車両の人全員が臭いに苦しむこととなってしまいます。またお酒を飲むことも、酔っ払ってしまい車内で嘔吐してしまったり、お酒をこぼしてしまったりすることを考えると絶対にやめたほうがいいでしょう。
ただし電車で飲食をしてもいい!と考えている人もいることはいるのです。
よくあるのが、
・車両に数名しか乗っていない
・暑い日の水分補給
・飴、ガム、チョコなど一口で食べられるものを食べている
・小さな子供がぐずってしまい、おやつを食べている
こういった感じです。
駅構内の売店やカフェで買った飲み物やちょっとしたお菓子を食べている、赤ちゃんがベビーカーに座っておやつを食べている…こんな場合はよくありますよね。電車での飲食は禁止されているわけではないので、ちょっとしたお菓子や水分補給に飲み物を飲むぐらいならやってもいいかもしれませんね。
また電車での飲食は絶対にダメ!と思っている人も、臭いや音が酷い飲食の仕方でなければ、注意はしない方が良いでしょう。禁止されていないことに対して「ダメ!」と言ってしまうとトラブルになってしまう可能性もあります。
電車の中では飲食はマナーを守ってする必要があるということは分かりましたね。では駅構内ではどうなのでしょうか。
実は、駅構内で誰かが飲食をしていてそれを気にする人はほとんどいません。おにぎり、お弁当、パンなど食事らしいものを食べていても、注意されてしまうこともないでしょう。
それもそのはず駅構内には、売店やカフェがあり、簡単に飲食物が手に入ります。またさらに大きな駅ではアイスクリームやスムージーなどその場で食べたいものもたくさん売られていますよね。
けれど、駅構内での飲食はもちろんOKですが、マナーには気を付けなければいけません。
・ベンチに座って食べる
・ゴミ箱がない場合は持ち帰る
・階段や人通りの多い場所では止まって食べない
こういったところです。
とくにゴミを持っていたくないからと言って、トイレのごみ箱に捨ててしまったり、ホームに投げ捨てたりしてしまうと、後で掃除の人の迷惑となってしまいます。必ず自分で持ち帰り、駅を汚さないように気を付けましょう!
また歩き食べは、他の歩いている人とぶつかってしまうといったトラブルに発展することにもなりかねません。できるだけ立ち止まるか、座るかして飲食を楽しむようにしましょうね。
1、 電車での飲食は禁止されていない
2、 車内ではマナーを守って飲食をするようにする
3、 必要であれば水分補給をしたり、おやつを食べたりしてもOK
4、 駅構内での飲食もマナーを守ってする
こんな感じです!
電車での飲食は禁止されていませんが、気にする人が多いのが現実です。時間がない朝や時間の有効活用のために、電車で飲食をしたい!と思っている人は、上手く駅構内でささっと食べるなど、電車で目立った飲食は避けるようにするとよいかもしれませんね。
マナーを守って飲食をすれば、きっと何のトラブルもなく、誰もが快適に電車を利用できるはずです!