夜行バスは、新幹線や飛行機に比べると格安で長距離移動ができて本当に便利ですよね。旅行の際、親せきや友人のところに遊びに行く時に利用している人も多いはず。
夜行バスを利用する時には、目的地で数泊することもあり、ついつい大きな荷物になってしまうこともあるでしょう。けれど、バスに乗せられる荷物の量は限られているし、大きな荷物を持って行ってしまった時や禁止されている物を持ち込んだ時には拒否されてしまうかもしれません。
ちなみに私も夜行バスに乗る時には、できるだけ荷物を最小限にしていかないといけないし、「本当にこの荷物の大きさで問題がないのかな?」と不安に思うこともあります。
今回は夜行バスに持ち込むことができる荷物のルールと必需品についてまとめてみました。
実は夜行バスに乗る際に持ち込める荷物の大きさは決まっています。もちろんバス会社や予約の条件によって変わってきます。
車内に持って行ける手荷物は、
・一人1つまで
・重さは10㎏、縦・横・高さの合計が90㎝以内
トランクルームには、
・一人1つまで
・重さは30kg、縦・横・高さの合計が230㎝以内
こんな感じで決められていることが多いものです。トランクルームに荷物を置ける場合にはある程度大きな荷物を持って行くことが可能ですが、手荷物だけの場合は、本当に最低限の荷物にまとめないといけないことが分かるでしょう。
手荷物の他に、上着や軽食なども持って行くことを考えると、座席の周りは荷物だらけになってしまうと思っておくといいかもしれませんね。
スーツケースを夜行バスに持ち込む場合は、基本的にトランクルームに置くこととなります。トランクルームは空調が入っておらず、しかも他の乗客の方の荷物が上に置かれることもあるため、生ものや壊れやすいものは入れないように注意が必要です。
ちなみに飛行機に手荷物として運べるスーツケースよりも縦・横・高さの合計が90㎝以内の荷物の大きさは小さくなります。そのためスーツケースなどを手荷物として持って行こうと思っている人は、本当に制限サイズ以下であるかを確認してから出かけた方が良さそうですね。
また夜行バスによっては、座席の頭上に荷物が置けるスペースがある場合もありますが、足元に置かなければいけない場合もあります。スーツケースのような荷物を持って行ってしまうと、荷物のせいで足が動かせなくなってしまったり、通路に荷物がはみ出てしまったりすることもあるので注意しましょう。
他の乗客の方が乗り合わせる夜行バスにはもちろん持ち込むことができない物もあります。
・爆発物や刃物など危険物
・ペット
・自転車
・楽器
こういったものはほとんどのバス会社で持ち込みが禁止されているようです。
特に自転車やギターなどの楽器はトランクルームに入れれば持ち運べそう!と思ってしまうかもしれません。けれど他の荷物の下敷きになってしまったり、バスの揺れで破損してしまったりすることもあるので、あらかじめ持ち込めるかどうかはバス会社に問い合わせるなどしっかり確認してから出かけるようにしましょう。
またスキー板などスポーツ用品は、大きさの制限を超えていたとしても、トランクルームに持ち込める場合と、トランクルームがない2階建てのバスなどの場合などで対応は変わってきます。バスを予約する際には自分の持って行きたい荷物の大きさや種類に合わせてバスを選ぶようにするといいかもしれませんね。
荷物の制限や荷物の数を考えると、夜行バスに何を持っていったらいいの?と迷ってしまうかもしれません。実は夜行バスに持って行くものは最低限にしなければいけませんが、持って行くと役に立つ必需品もあるのです。
・予約チケット
・飲み物
・薬(酔い止めや風邪薬)
・化粧品(乾燥対策のクリームやリップ)
・携帯電話や時計といった時間が分かる物
いくら荷物を減らしたくてもこれだけは用意し、さらにすぐに出せるようにしておきましょう。夜中だから渋滞もないし夜行バスに乗ってしまえば、あっという間に着く、と思ってしまうかもしれませんが、慣れていなかったり、眠れなかったりすると意外に長く感じてしまうものです。飲み物や薬はいらないと思っても持って行くようにしましょう。
逆に快適に過ごしたいからと、ネックピロー、耳栓、ブランケットまで持って行こうとする人も多いかもしれません。バスによっては無料で配布してくれる場合もあるので、事前にどんなものがバスに揃っているかを確認してから荷物を用意すると無駄なものを持って行かずに済むでしょう。
このような感じです。
夜行バスでの荷物は慣れてしまえば、簡単に用意できるし、必要がないものはどんどんはぶいていけますが、まだ夜行バスに慣れていない人は今回紹介したことを参考にしてみてくださいね!
夜行バスを乗る段階になってから、「持ち込めない!」と注意を受けることがないように事前確認は怠らないようにしましょう!