私がこのラノベを手に取ったのは、「題名が面白いから」でした。まだアニメになるという情報もなく、ただ、「どんなお母さんだ?」という疑問で買いました。よんでみると、すごく面白くて、とりあえず3巻まで読んだのですが次が気になり、すぐにアニメイトに行って、続きを3巻また買いました。奔放で子離れできないお母さんとその息子の異世界でのお話です。
真人(お母さんはマー君とよんでいる)が一人っ子ということもありますが、父親がほとんど出てこないという点で、本来なら夫に行くべき愛情が一人息子の真人にむいたのではないか、と思います。しかし、真人も、両手剣で全体攻撃をしてくる母親(真々子)は戦力としては大きいし、パーティのメンバーにも慕われていて離れることができない。また、政府のアンケートの抽選であたったMMMMMORPG(仮)に参加せざるをえないというのもあると思います。
私も一人っ子で、遅くに生まれた子供なので両親の愛情を一身に受けました。この年になっても(30代)過干渉だと思っています。思春期の時は、かなり私も荒れましたが親としては今でも思春期だそうです。真人はちょうど高校生。思春期真っただ中で母親に干渉されることを嫌います。とくに息子が母親に干渉されると反発しますよね。でも、いきなり政府からMMORPGに真々子と一緒に放りだされた真人にとっては嫌なことだったかもしれません。リアルな世界で使う「お米券」をもって使おうとしたり、MMMMMORPG(仮)にしては疎い真々子は真人をMMMMMORPG(仮)について説明したりします。
シラーセ(白瀬真澄)やオカンヤーデなど、いろいろな名前がでてきます。また、天下一母道会は「ドラゴンボール」のオマージュですし、いろいろ面白い発見があります。
ほかのチームメンバーも父親同伴や母親同伴でした。真人も若すぎる見た目の真々子を自分の「母親」と思えず、苦手意識をもっていました。バニーガールになったり、女子高生でも通じるような母親を持てば、それは息子にとっては複雑ですよね。そして明らかになる目的。それは親子の仲直り。私もこの世界でもう少し若かったら、父親と一緒にMMMMMORPG(仮)に放り込まれたらたぶん無言だと思います。それか大喧嘩・・・。似た者同士なので、たぶん一緒にいることはできないです。それにしては規模が大きすぎるような気もします。真々子は4巻でカジノに行きますが借金をおってしまい、バニーガールとして働くことになったパーティのポータとワイズとメディを助けるため真々子もバニーガールになりますがあまりに似合いすぎてびっくりするくらいです。ですが、すぐにバレてしまいます。ソレラのスキル「ステータス大幅低下」で真人は大敗してしまいますが、真々子が新しく獲得したスキル「甘母」のスキルで難易度が甘々になったことで大勝ちとなり、ソレラとのギャンブルでも勝ってしまいます。スロットを回すと大当たりを出してしまい大量のコインが頭から降ってきて押しつぶされそうになりますが間一髪救われてそのまま撤退していきます。オカンヤーデの地底都市を覆う神のようなものでした。新機能というのは、母親や子供がギャンブルにのめり込んだらのめり込み過ぎたらバニーガール姿の母親が現れるというものでした。お互い傍にいれば無茶な賭け事はしないという真々子の気遣いでした。
しかし真人は、母親と強制的に同伴するカジノにしたことで子供たちに復讐されることを恐れた、早く町を出るように促します。
今話題の「なろう小説」からのラノベ、アニメ化ですね。たしかに最近、親との関係が希薄な家庭が多い気がします。
高校生などの思春期の子供は特に。私の母はいまだに私を「思春期」と言っていますが、私はまだましだと思っています。私は父が苦手で、母がいない夕ご飯のときは終始無言です。父は妙に鋭いところがあり、悩んでいたりしたら母に伝えどうも話をきくという感じになっているようです。ありがたいですが、ちょっと言えないことなどもあるので個人的にはやめてほしいですね。後は部屋に勝手に入ってきたり。せめて一言断りを入れてほしいです。家族とはいえマナーやプライバシーもありますしね。
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