電車の子供料金と大人料金ではかなり値段に差があり、「子供料金を支払って少しでも格安で電車を利用したい!」という気持ちが芽生えてしまうこともあるかもしれません。また子供はまだ子供料金対象者に見えるから、「子供料金で電車に乗せちゃおう!」という親御さんもいるかもしれません。
けれど子供料金対象者ではないのに、子供料金を使って電車に乗ることはいけないことなのです。駅員の方などに見つかればそれなりの処罰が待っていることも少なくありません。安易な気持ちを持って子供料金で乗車してしまったのに、厳しい処罰が下されるなんて嫌ですよね。
今回は、子供料金で電車に乗る際のルールと、子供料金対象者以外が子供料金で乗車した際の処罰についてまとめてみました。
子供料金対象者ではないのに子供料金を使ってしまった人、子供のために間違って子供料金の切符を親御さんもいるでしょう。はっきりと子供料金が対象となる年齢が分かっていないと自分が子供料金の使っていいのか、そうでないのか不安ですよね。
・小学校に入学する4月1日(6歳頃)から小学校を卒業する3月31日まで子供料金
・小学校入学前は無料
・小学校卒業後の4月1日からは大人料金
これが子供料金対象者の規定です。
6歳頃~12歳頃までが子供料金となりますが、誕生日が来たら子供料金の対象者になったり、大人料金になったりするわけではないので注意が必要です。親御さんも小学校を卒業した春休み期間中に子供料金から大人料金に変わるということを忘れないようにしておかなければいけませんね。
新幹線に乗る場合は、子供料金の対象となっている期間中に買ったチケットであれば、大人料金が対象となる期間にチケットを使っても違反をしているわけにはなりません。
子供っぽく見えれば子供料金を使っても大丈夫、バレなければ大人料金対象者も子供料金でも平気!そんなふうに考えてしまう人も多いはず。けれど子供料金を利用している人は、自分で思っているよりも監視されていると思っておきましょう。
例えば、子供料金の切符を使った場合、改札を通った時に音が鳴ったり、ランプがついたりする仕組みとなっています。駅員の方がよく見ていれば、どんな人が子供料金を使っているか一目瞭然です。
また子供用のSuicaなど子供料金が適用されるICカードを購入、定期を作る場合には、切符販売機ではなく、必ず窓口で作ることとなります。
子供料金の切符で改札を通る時や子供用のICカードを購入する時に駅員の方が本当に子供料金対象者なのかチェックしていると考えておくと良いでしょう。通勤・通学者の多い時間などにはバレないと思ってしまうかもしれませんが、バレないからと言って子供料金を使うことは良くないでしょう。
子供料金対象者ではないのに子供料金で電車に乗ってしまった、子供を乗せてしまった親御さんは処罰されることとなっています。鉄道会社によって処罰は異なるようですが、大人料金を払いなおす以外にも様々な処罰があると言われています。
・注意だけで終わる
・切符の3倍の料金を払うこととなる
・学校や会社などに連絡がいく
・親が呼ばれる
このような処罰が考えられます。
常習性や明らかに大人である人が子供料金を利用している場合などは厳しい処罰が下されると考えておくと良いでしょう。また学校や会社など自分が属している場所に連絡がいってしまうのも怖いですよね。
子供料金から大人料金になると、その値段の差に驚くこともあると思います。「あんなに安く乗れるなら、子供料金の間に色々な場所に行っておくべきだった!」と後悔してしまう人も多いはず。けれど各鉄道会社では、大人料金対象者にもたくさんの割引乗車券が設定されています。
・片道601㎞以上の距離に適用される往復割引乗車券
・学生割引乗車券や学生用定期券
・切符の回数券
・区間の決まった乗り放題切符
・1日乗車券
こういった感じです。
とくにGWや年末などにはお得な切符が多く発売されるので、電車移動やお出かけをする大人料金対象者の方もかなり格安で乗車が可能となります。また学校から発行される学生証を提示すれば定期券を作ることもできるので利用してみると良いでしょう。
こんな感じです。
まずは自分が子供料金対象者なのか、そうでないのかをしっかり確認し、大人料金になったら早く大人料金で電車に乗ることに慣れてしまいたいですね。その時に割引乗車券やお得な切符を駆使して電車移動をすれば、経済的な負担もそれほど感じずに済むはずです。
公共交通機関である電車は利用できると本当に便利なので、バレないように子供料金で乗る!なんてことは考えず、しっかり決められた料金を払い快適に利用するようにしたいですね。